「教える」と「育てる」

「教育」という字は、「教える」と「育てる」という字の組み合わせだ。

「教」がつく言葉:
・学校にいくと教師がいる
・教材を使って
・教科を教え
・教養をつけさせる
「教える」とは、知るものが知らないものに知識を授けることだ。

「育」がつく言葉
・親は育児にいそしみ、
・保育園に入れ、
・発育を見守る。
・少し大きくなると学校では体育の授業があり、
・さらに大きくなると○○育成プログラムなんてのがあったりする
「育てる」とは、本来もっているものをうまく引き出すことだ。

「子育て」とは言うが、「子教え」とは言わない
  だとすると、子供に対して親が何かを知っているつもりになって
  何かを授けようとするのは間違っているのかもしれない。
「教師」とは言うが、「育師」とは言わない
  知識を授けることと、本来の可能性を引き出すこと。教師は
  漢字が表す通りに知識を授けるだけでなく、「育てる」方の
  役割を担うことが大きく期待されている。
  しかし、大学を出て、他の社会も知らないままに教師になり、
  中には自分の子供も育てたことがない人に、育てることを期待 
  するのは場合によっては酷なのかもしれない。

親は、教えずに引き出す。そして本来の「子育て」をする。
教師は、「教える」と「育てる」を両立する。
きっと、それをやらなくてはならないのだろう。

TOCfEにはそんな知識体系がぎっしりつまっている。
「育師」という言葉は一般に使われないないが、それは「コーチ」と
いう言葉になっている。
TOCfEには、「コーチングサイクル」というのがある。
効果的に学び、さらにそれを継続的に深めるための一連のプロセスだ。
興味がある方は一緒に勉強しよう。

mtobita の紹介

「ライフコーチ」をしています。 これまでに ・留年スレスレ、数学の成績がクラス最下位だった芸能界志望の高校生の成績を、たったの6週間で平均点にアップした(しかも、ダンスや芸能活動を一切休むことなく) ・昨年の団体戦では1回戦負けだった高校のテニス部を、わずか2回の実地指導で、今年は4回戦進出にまで躍進した ・なわとびが跳べずに、学校のなわとび進級表にも丸印が1つもついていなかった小学1年生。ありとあらゆる練習方法を試してもダメだったのに、たったの30分で、22回跳べるようになった などの実例を作ってきました。このような「教育」の成果が注目され、国際学会での基調講演を勤める。国内では、勉強会、講演会の講師経験多数。「考える力」というストレートなテーマから、「本当にWin-Winなんてあるのか」、「子育てのための魔法の言葉」など、絞り込んだ聴衆向けのものまで。
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